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1000兆円の国債の意味

ユーチューブを見ていたら、武田邦彦氏の日本の経済の大嘘と題した講演を見つけた。

                       



それを聞いて、前々から、よく解っていなかったことが、はっきりと理解できた。



それは、日本の国債が1000兆円だと言うことの意味である。
財務省も経済学者も日経新聞も、こぞって「国民の借金が1000兆円にも膨らんでいる」と言っている。



そして、これが大嘘であるということである。



国債とは、なにか?
国がお金を集めるために出す借金の手形証書のようなものだ。



それは、誰が買うか?
銀行や金融機関である。



そのお金は誰のものか?
国民のお金である。国民や企業が銀行や金融機関に預けた金だ。
つまり、国債とは国民が国に貸し付けてある財産である。



また、国債と言うものは、始めっから返すつもりはないものであるということだ。
10年国債は、満期になれば利子をつけて買ったものに返すわけであるが、その時に次の10年国債に買い替えてもらうということだ。
国債とは、銀行や金融機関のリスクのない安全な金融商品である。



株や投資信託の金融商品は、ずっと持っていると価値が増えたり減ったりする。
買った株の企業が倒産した場合は紙くずになってしまうこともある。
その点、国債はずっと持っていても、日本の国が無くならない限り、利子が増えていく超安全な金融商品である。そして、それは出資している国民の財産である。



だから、毎年毎年何十兆円と増え続けても、政府のだれも心配していない。
それどころか、財務省なんかは、増税するためにみんなで大嘘をついているということである。
未来の子どもたちに借金を残してはいけないと言う殺し文句である。



毎年増えている国債が1000兆円にもなっているということは、返せるはずのない額である。



また、国債とは国民の財産であると言うことは、年々財産が増えているということである。
つまり、武田氏が言うように、国債とは初めから国が返すことを考えていないものであるということだ。



こんなことを政府の要人が言ったら、とんでもないことになるだろう。
武田氏のような自由に物事を言える民間人だから、本当のことが言えるのかもしれない。