趣味が高じて仏像彫刻師となった
2014年に、友人と仏像彫りを趣味としている知人の家に行った時の画像である。
知人は、昔、私の上司だった方だ。
定年退職して、今年で15年目となる。
「とうとう私も75才になったよ。」と彼は苦笑した。
定年してから、現役時代に知り合った「仏師」に入門した。
そして、趣味としてはじめた仏像彫りだ。
昔から色んなことに挑戦する彼は、多彩な趣味を持っていた。
ある時は、炭を焼いたり、巨大なサツマイモを作ったり、錦鯉の産卵孵化を手がけたり、興味のあることにとことんのめり込んだ。
彼の得意とする隷書は、彼独自の書風を確立するまでになった。
どう見ても趣味の粋を超えている。
彼が何者か、彼自身が過去を明かさないで、第二の人生を謳歌している。
仏像に見せられて、京都に行くたびに、仏像の資料を集め、定年退職したら仏像彫り師に成ろうと、夢を膨らませていたそうだ。
過去を振り返って、懐かしんだり、悔やんだりすることは、彼の生き方に反する。
常に、自分の可能性を信じて、挑戦する。
そこに道は開ける。
そう信じているように感じた。
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