100種類以上の野菜を作る 家庭菜園

出来るだけ固定種の野菜を作り、自家採種しています。

友だちが家を買った

数年前のことである。


友だちが家を買ったというので、見に行った。


私の住んでいる所から10kmの距離だ。
家を見つけて、玄関前の駐車場の広さを見て、驚いた。
左側が駐車場である。




門を開けて、中に入ると玄関が見えてくる。
平屋作りの家である。
立派な玄関口である。




まず、庭を拝見することになった。
玄関の右横が庭である。
奧の突き当たりまでは、30m以上はある感じだ。



奧の突き当たりは、笑っちゃうぐらいの小さな菜園があった。



 
その小さな菜園を回れ右して、母屋に戻る。
右側に見える建物は、隣の家だ。
この庭は、ウナギの寝床のように長い庭だ。



 
まだ、母屋に着かない。
50mぐらいの長さがあるのだろうか。
これは、庭を散歩しただけでも、疲れてしまう。




とにかく、毎日、落ち葉を拾ったり、雑草を抜いたり、維持管理が大変だという。
まだ、購入して2ヶ月ぐらいしか経っていないそうだ。


これから先、樹木の手入れが大変だ。
よく見ると松の木やヒバなどの管理の面倒くさい樹木がある。



職人さんを頼んだら、維持費だけでも年間何十万円もかかる。
ご主人は、私の大学時代の卓球部の先輩だ。
そして、奥方様は、卓球部の女子部長で、私が男子部長という関係。


妻と奥方様は、同級生という関係である。



これは、表側の庭である。
池に水が張っていない。
龍安寺の石庭  「方丈石庭枯山水」か。




この庭一つとっても草の管理が大変そうだ。
洗濯物なんか干してあるが、ちょっと似合わないぞ。



これは、除草剤を使わないと、腰を痛めてしまう。



 
さて、いよいよ玄関から入って、家の中を拝見するとしよう。


それにしても旅館のような玄関だ。




こちらは、家の中から見た表側の庭の風景だ。
紅葉している右側の木はハナミズキだ。


朝起きて、庭を眺めたら、京都に泊まっていると勘違いしそうだ。


 


 
隣の部屋から見た、庭の風景だ。
この家を建てた人は、石材屋さんだそうだ。
年老いた母親の介護のために、バリアフリーの平屋建てを15,6年前に立てたようだ。


そして、その母が亡くなり、奥様の故郷である長野に帰るために、家を処分したそうである。


 



庭に関しては、完成されている感じだ。
石材屋さんであったと言うことで、庭に石がふんだんに使われている。


ずいぶん金をかけたのだろう。




さて、部屋の中はと言うと、どかんとテーブルが目立つ。
この家具は、自分が買ったものだと自慢していた。


確かに、家にマッチしたなかなかセンスの良いテーブルだ。




納戸があったので、中まで入って拝見させてもらった。
亡くなったお婆ちゃんの着物などを入れておいた納戸だったという。


左奧に、着物専用の箪笥が置いてある。
この画像は鎌倉彫の高そうな箪笥である。


同じような箪笥が二棹あった。



この画像のテーブルは、置いて行かれた無垢のものである。
とにかく重い。
二人で持ち上げようとしたがかなり重い。
50kg以上の重さはあるだろう。


いったい材質はなんだろうか。



天井の欄間が凄い。
かなり手が込んでいるようだ。




和室の飾りだなが洒落ている。
隣は茶室のようであった。



茶室として作られた感じである。



この家を購入して、まだ2ヶ月足らずである。


家にしても、庭にしても、庭の石や樹木にしても、作った人の思いが至るところに表現されている。


その思いを理解し、四季折々の庭の表情を理解し、手入れの方法を学び、景観を維持していくのは、大変だと思う。


定年退職したご主人様である先輩のこれからの余暇時間は、この家の維持管理に多くの時間を費やすことであろう。


くれぐれも、庭の突き当たりにあった家庭菜園などには、手を染めないことだ。


それよりも樹木の剪定の仕方や石の見分け方を勉強することだ。