100種類以上の野菜を作る 家庭菜園

出来るだけ固定種の野菜を作り、自家採種しています。

定年後の暮らし 楽しくなくっちゃ。

多くの人は、現役の仕事を辞めて、定年を迎える。


サラリーマンはもちろんのこと、自営業や会社経営をしている人も、後進に道を譲って隠居生活をする。


まれに生涯現役の人もいる。
※画像は借り物


以前、超せっかち生活や数億円のバイオリンを持つ天才バイオリニストの千住真理子さんのTV番組を見た。


卵をコップに2~3個割り入れかき混ぜず、調味料も入れず丸のみだ。その日一日力尽きないし、食欲がなくてもつるりと飲み込んでしまえばいいとの考えで実践している。
        ※画像は借り物
彼女の生活は、とにかくバイオリンが中心。多いときで1日の練習量はなんと14時間となることも。1秒でも長く練習するために、食事時間は1分だ。
実際の彼女の食事風景である。
この人は、死ぬ間際までバイオリンを弾いているに違いない。


そう感じた。



92歳まで現役女優として活躍した故森光子さんとダブってしまう。
常人では、彼女たちの楽しさ、幸せ感は想像できない。


時どき、多摩川の土手に住む浮浪者の記事を見て、感じる。
彼らはきっと、毎日が楽しいに違いない。
粗末な掘っ立て小屋の中で、厳寒の冬を過ごし、食べるために、一日中空き缶を拾い集める。

       ※画像は借り物
行政に甘えて、生活保護でも申請すれば、もっとましな生活ができるだろうにと思うこともある。
 しかし、彼らはそんな生活を望んでいない。



定年後に潤沢な年金があり、悠々自適の生活をしている人もいるだろう。
朝起きて、健康のために散歩をし、適度な汗をかき家に戻って、妻と朝食をとる。
新聞を広げて、ニュースを読みその日の計画を立てる。株投資をやって小遣いを稼ぐ者もいるだろう。
年に何回か旅行を楽しむ。
そのような穏やかな生活を楽しんでいる人もいるだろう。


本人が楽しければ、それでいい。



私の会社に50代のパートの男がいる。
親の代々の土地を相続し、駅近くの自分の土地に賃貸マンションが建った。
そのマンションを土地を担保に購入し、賃貸マンション経営をしている。
事業主ではあるが、全部不動産業者に任せてあるため、彼はすることが無い。


不労所得で十分生活ができる。
経費で車を買った。
レクサスだ。
    
彼の生き甲斐は、消防団活動だ。
副団長を任されているようだ。
家に居ても何もすることが無いので、責任の少ないパートの仕事をしている。


彼は、震災のあった福島に何十回も慰問に出かけている。
慰問に出かけた時は、必ずお土産買ってきて、仲間のパートに配っている。
毎日のパートの仕事も楽しそうにやっている。
私と同じようなフォークマンの仕事だ。
       ※画像は借り物


駅前に進学塾でも立ち上げて、人を雇ってひと儲けしようかなんて、考えたこともない。
自由に使える金が月に5万円もあればいい。
パートならリスクはゼロである。
70歳ぐらいまでなら、今の仕事もどうってことない。
つまらなくなった段階で退職すればいい。


早期退職した時から、どうしたら人生を楽しく送れるか?
そればかり考えてきた。
とにかく、じっとしているのは出来ない性格だ。


バイオリニストの千住真理子さんには、ほど遠いが、マグロやサメのように、いつでも動いて、何かをやっていないと、時間を持て余してしまう。


私が家でじっとしているのは、風邪でもひいて熱でぐったりしている時だけだ。
それもここ10年間、一度もない。


私の連れ合いも、似ている。
ちょっと違うのは、彼女はどちらかというと文化系の趣味である。
私は体育系というか土方系である。