100種類以上の野菜を作る 家庭菜園

出来るだけ固定種の野菜を作り、自家採種しています。

タマネギの生長状況

現在のタマネギの生長状況の画像である。
今年は、育苗に少し失敗して定植時の苗の大きさが若干細かった。

晩生種の「平安球型黄玉葱」である。小さく硬く作れば2月ぐらいまで保存できるとあるが、どうなるだろう。





寒さで、葉先が黄色く枯れている。
冬枯れだろう。




下の画像の右側の畝は、2種類のタマネギを植えている。
画像手前が、中晩生種の奥州玉葱、奥が早生の泉州玉葱だ。
早生は100均でも売っているタマネギで、やや平べったい感じの玉ねぎである。10月頃になると芽が出てしまう。


苗が小さいものもある。




拡大して見ると真ん中に小さな葉が出ている。
茎もしっかりしているようだ。
苗は小さくとも根をしっかり張っているので、春になればグングン成長して行く。
全体が枯れることは無い。




画像の真ん中の苗のように小さくとも、茎が残っていれば、暖かくなる春先には伸びてくる。
しかし、玉の大きさはゴルフボール大だろうか。小さな玉ねぎが収穫できる。



友達が作付けしている玉ねぎである。
元気に育っているが、少し育ちすぎな感じもする。
ジャガイモの後作で、肥料分が残っていたかもしれない。
購入した苗だったので、初めから太い苗であった。


かなり太い感じに育っている。
このペースで肥料を与えると、二つに玉が割れたり、トウ立ちしてしまう。
それが怖いので、追肥をやらずに元肥だけで育てるように助言した。

タマネギは、太すぎると冬場の低温感応で、トウ立ちしてしまい中が腐ってしまう。
小さい苗は、トウ立ちすることは無く長く保存できる。小さくとも味は美味しい。
1000個近く作っているので、保存が長いほうがいい。



https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjshs1925/45/2/45_2_160/_article/-char/ja
タマネギの花芽形成における低温感応性と苗との関係
低温に感応して花芽形成しうる最小の苗の太さは, 泉州黄では6mm前後であり, 札幌黄では3mm前後である.
苗の太さ3~11mmの苗を低温処理した場合, 大苗ほど花芽形成に要する低温処理期間は少なく, したがつて, 苗の発育に伴つて低温感応性を増大するものと認められた.


つまり、苗が太いほど低温感応して、花芽形成すなわち「トウ立ち」してしまうということだ。