100種類以上の野菜を作る 家庭菜園

出来るだけ固定種の野菜を作り、自家採種しています。

米糠納豆菌ボカシの良さ

完成した米糠ボカシを乾かしていたもの。
紙袋に入れて保管する。



紙袋は、にわとりの飼料で使ったもの。



今回で3袋分が出来た。



今回完成したボカシ肥料を、先ほどのトレイに入れて、乾かす。



今回で乾かすのは第4弾となる。
今年は例年になく、糠がたくさん手に入ったので、出来るだけたくさんボカシ肥料を作ろうと思っている。


米糠納豆菌ボカシは、完成したボカシを種菌として、混ぜている。
そうすると2日後ぐらいに50℃ぐらいまで温度上昇して、発酵が早い。


糠だけでは肥料分が少ないので、吸収されやすい化成肥料を混入させた。
腐植がたくさん含まれているアズミン、リン酸が吸収されやすいバッドグアノ、そして、カリ分が多く含まれている木灰を約500gずつ混ぜた。


約500gぐらいずつ準備した。
アズミン(腐植)          


バッドグアノ(フミン酸リン)


木灰(カリ)


1回分の米糠ボカシの量
90cm×60㎝×10㎝ = 約54リットル


ボカシ肥料の良さとは?
 
『納豆菌で米ぬかを発酵させて、米ぬかの栄養分の塊を分解し、植物が吸収しやすい形にする。
発酵されたボカシ肥料の養分は、イオン化され、植物が吸収しやすい肥料の形になっている。
また、ボカシ肥料は、土の中に住む微生物の栄養分ともなり、土壌の改良もできる。』


糠のような有機物では、植物はその栄養を吸収できない。
有機物が微生物によって発酵され、イオンと云う形の無機物に分解されて初めて、植物に吸収される。そのためボカシ肥料は、液肥と同じように素早く植物に吸収される肥料であることがわかる。


以下の画像は、発酵菌によってつくられた上質ボカシが、アミノ態と云うイオン物質に変化して、植物に直接吸収される行程を示した図である。


一般的な有機物は、土壌の微生物によってかなりの時間を掛けて、様々な物質に分解されていく。そして根によって吸収された後に、葉による光合成などの力を借りて初めてアミノ酸と云う大事な物質が作られることになる。







一般的に作られている「ぼかし肥料」の混ぜ合わせ例
油かす、鶏糞、魚粉、骨粉、米糠 を層に薄く重ね水を加えながら山土とゼオライトを混ぜた土とよく混ぜる。
 
水分は50~55%に調整。
 
温度が50℃になったら切り返しを行い、これを3~5回繰り返す。(55℃以上にならないように注意する。)
 
切り返しを終えたら薄く広げて乾燥させ、発酵を止めて袋に入れて保存します。






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