≪理想の土づくりのまとめ≫
≪理想の土づくりのまとめ≫
≪理想的な土壌とは、どんなものか?≫
理想的な土壌では、発酵微生物と合成微生物の割合が高く、互いに連動している土壌である。
乳酸菌や酵母などを主体とした発酵微生物が多くいる土壌では、生の有機物を施用すると香ばしい発酵臭がして、麹カビが多く繁殖する。
有機物は分解され、その副産物としてアミノ酸、糖類、ビタミンや生理活性物質がつくられ土壌中に多くなる。
それらを作物が利用して生育が非常によくなる。
また、病原菌の繁殖も抑制するため病気も発生しにくくなる。
光合成細菌や藻菌類、窒素固定菌などの合成系微生物が多くいる土壌では、少量の有機物の施用でも土壌は肥沃化する。
もっとも有名なものが、マメ科植物の根に共生する根粒菌。
≪理想的な土作りとは、どんなものか?≫
理想の土づくりとは、発酵微生物と合成微生物を土壌中で優先的に定着させること。
そのためには、各種の微生物の特性を十分理解する必要がある。
どんなに強力な微生物も土壌中に単一で定着させることはできないし、互いに強く影響しあっている。
自然界には数多くの有用な微生物が存在しているが、土壌微生物の世界は極めて複雑であり、自然発生的に発酵合成系の微生物が定着するのを待つよりも、必要な微生物を土に入れてやることのほうが効果的。
えひめAI-2 乳酸菌液 土いきかえる
えひめAI-2(納豆菌、乳酸菌、酵母菌)
土いきかえる(乳酸菌、酵母菌に代表される有用微生物群5科20余種)
米ぬか納豆菌ボカシ。
カリ分の多い木灰とリン酸の多いバッドグアノを投入。
また、前提として微生物が繁殖しやすい環境を整えてやることが、土づくり成功の鍵になる。
そのためには、微生物の餌となる有機物をなるべく多くの種類施用することと、微生物の棲みかとなる多孔質の構造をした貝化石や炭を併用することが効果的。
ミミズが生育する土は、自然に団粒化している。
畑に漉き込むために、山から落ち葉を集めた。
土には落ち葉と空気が混じり込んで、見るからにフカフカのようである。
春までには、落ち葉が腐葉土となり微生物のよき餌となり、豊かな土壌となることを期待している。
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